約9300万円横領した罪に問われた元弁護団長の男 約4360万円分審議の初公判で起訴内容認める

 総額9000万円あまりの弁護士費用を横領した罪に問われた全国B型肝炎熊本訴訟の弁護団長だった元弁護士の男の裁判の初公判が15日、熊本地裁で開かれました。

 業務上横領の罪に問われているのは、元弁護士で現在は無職の内川寛被告(63)です。内川寛被告は、自身が弁護団長を務めていた全国B型肝炎熊本訴訟の弁護団の口座から合計約9329万円現金を横領したとして3回起訴されています。

 15日は、先に起訴された2件、4363万円分の審議が行われました。起訴状などによりますと、内川被告は弁護団長だった2018年から2020年の間、管理する口座から88回にわたり引き出した計約8754万円のうち、約368万円を自分の口座などに移したり、約3995万円を使ったりした罪に問われています。15日の初公判で内川被告は起訴内容を認めました。

 検察側は冒頭陳述で、内川被告が発覚を免れるため、弁護団などに和解件数や金額を過少報告していたと説明しました。その後、疑問を持った弁護団の調査で横領がわかったということです。

 残る1件の起訴では約4965万円を横領した罪に問われていて、次の裁判で審議される予定です。

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